強行!筑波山2009・初秋

この日は以前からの計画通り筑波山に行ってきました。
交通手段は自転車。供はカズンさん…、目的はミカドミンミンです!

ミカドミンミンというのは、全身緑色の、いわば色違いのミンミンゼミのこと。
筑波山付近はその出現率の高い地域の一つであるらしいのです。
知る人ぞ知る?面白昆虫ではないでしょうか。茨城に来て筑波山に登らないのも勿体ないですから、二重の目的をもっての出撃です!

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今年は残暑も穏やかで、早くも秋が色濃くなってきています。茨城でも稲が実りの季節を迎えており、道の両側は黄色一色…。
筑波山を背景に、東京の宅地では見られない光景が何だか嬉しくなります。

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そのような黄金色の田んぼを抜けて、あと少しで登山口という時でした。目の前を大きなナガサキアゲハが横切り、花に止まっていました。少し前まで全然見られなかったナガサキアゲハですが、今年は関東でもきわめてよく出くわします。
そんなナガサキが、大きな羽をひらひらさせて花から花へと移っていたわけですが、写真を撮っていたところ、急にバタバタ!!と羽音をたてました。何だと思ってみてみると、地上4mはあろうかという花にカマキリがいたのです。
まさに一瞬。巨体が捕まる瞬間を目にしました。
カマキリは結構小柄のようなのですが、ナガサキは逃げることもできず、その羽の破片が舞い落ちてきました。
目の前で繰り広げられた、ちょっとした自然の営みでした。

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ハラビロカマキリに捕えられたナガサキアゲハ(2009.9.6,茨城県)

さて、そこから自転車で急な坂を登ることしばらく…、筑波神社に到着しました。この辺りからミカドミンミンがいるらしいのですが、落ちているミンミンゼミは普通の色。
そう簡単に捕まるものではないようです。
麓には時期が微妙とはいえミンミンゼミが鳴いていましたが、とりあえず山に入ってみることにしました。
登山道を登っていくと夏の終わりを告げるツクツクボウシばかりが目立ちます。
ミンミンゼミの声はぱったりと途絶え、ごく稀にエゾゼミの声が聞こえるくらいです。
ちなみに初めて筑波のエゾゼミの存在を確認したのですが、姿までは見られず…。
そのうちに、特別保護地区に入ってしまったので採集も断念してしまいました。
さて、ここからは登山のための徒歩が続きますが、
ここで思ったのは標高の高い場所ではもうセミが鳴いていないことでした。
上の方ではもう気温が低すぎるのかもしれません。

男体山を経て女体山へ…。眺めはとても良く、関東平野の地平線や霞ヶ浦がよく見えました。以前、冬の新宿の高層ビルから筑波山を見たことがあるので、冬の澄んだ空ならばもっと眺めが良いに違いないです。
とは云いつつも、今日もとても澄んだ空。
頂上付近ではスミナガシが飛んでいたのですが、その背景はどこか秋空でした。

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左:頂上のノシメトンボ 右:スミナガシ(2009.9.6,茨城県)

登り始めが遅かったので、山を下り終えた頃にはもうすっかり夕方に!
ただ、麓の川ではヤンマ類が多数飛んでおり、ルリボシヤンマと思われる個体を捕まえました。トンボを注視するようになったのは最近なので、ルリボシヤンマとオオルリボシヤンマの違いがよくわからないのですが、 まぁそんな感じかなと^^;
茶色い体がちょっと新鮮でした。

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ルリボシヤンマ(?) (2009.9.6,茨城県)

さて、トンボともおさらばすると、もう太陽が沈みかけているのに気付きました。目的のセミは全然ダメな結果でしたが、普通に登山が楽しかった1日でした。しかし、ミカドミンミンの失敗はなかなか悔しいもの…、来年こそミカドミンミンをこの目で見ようとここに宣言しておきます(笑

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合宿2009 -日光編-

今夏最後の合宿も終わってしまいました。たび重なる合宿のおかげで、貯金は0になり、親からの借金も増えてしまいましたが、全てそれなりのものでした。

最後の合宿はサークルの旅行で日光へ。日光に行ったのは初めてです。今回は虫目的の旅行ではないので、普通に東照宮に行ったりと久々の観光を楽しみました。

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左:日光東照宮 右:華厳の滝

ただ、多少の空き時間は虫を探す方向に足が動いてしまうので、辺りの木や街灯を見てきてしまいました(笑 写真の撮れた虫をちょっと載せておきます。

さて、日光はかなりの高地でもあるので、アキアカネが半端なく多かったです。アキアカネは夏の間を高地で過ごすという、移動性の高い昆虫。日光はそうした"避暑地"の1つであるようです。そんな彼らは、秋の訪れとともに平地の産卵場所に向けて飛んでいくわけですが、それももうすぐの事かもしれません。

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左:アキアカネ 右:ナツアカネ(2009.8.24,栃木県)

ある場所ではヤナギが多く生えていたので、何かクワガタが来ているのではないかと思って探していました。結局、何も見つからなかったのですが、たまたまナミオトシブミが葉を巻いているところに出くわしました。オトシブミが卵を産むために作る葉のゆりかご。その制作現場でした。ナミオトシブミは何気に初めて見る種類なので、これが一番の収穫だったかもしれません^^;

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写真:葉に切り込みを入れていくナミオトシブミ(2009.8.25,栃木県)

おまけで、街灯採集でアカアシとミヤマの♀が1匹ずつ採れました。下見もなしだったので、採れただけラッキー?です!それにしても、肌寒いくらいの気温が続いていて、もう夏が終わるなーと思わされてしまいます…。夏休みもあと少し、何か面白いことがあると良いです。

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アカアシクワガタ(2009.8.24,栃木県)

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屋上田んぼの生き物

今日は置いてきたアオカナブンの幼虫たちの世話や標本作りのために母校に行ってきました。母校には以前始めた屋上田んぼがあるのですが、今年は肥料不足のためか、イネの成長がひどく収穫は期待できないあり様でした…(涙

しかし、池も増設し、水面積が増えたためか水生昆虫が今年は多いようです。前に行った時にはハイイロゲンゴロウがいましたし、今日もまたヤゴやマツモムシの幼虫も確認できました。

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左:イトトンボのヤゴ 右:マツモムシ?の幼虫 ※いずれも種類不明(2009.8.13.東京都) 

今日は炎天下で長い間探せなかったのを少し後悔しているのですが、水面にはアメンボも多く、昨年よりも生き物が多いように感じられます。あまり収量については微妙なのですが、少し生き物の気配の感じられる屋上になったのが何よりでした。

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ハネナシアメンボ?(2009.8.13,東京都)

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茨城とも半月の別れ

今日の夕方、東京に帰省してきました。昼間に行った池を最後に、半月ばかり茨城ともお別れです。池の周りでは、あまり長い時間はいなかったのですが、チョウトンボが意外と沢山飛んでいました。池の真ん中でその青い羽が目立ちます。飛翔写真を試みたのですが、若干距離があるのが残念です^^;

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左:チョウトンボ 右:ギンヤンマ(2009.7.12,茨城県) 

他にはギンヤンマや種類不明の赤トンボがいました。不明種は網も届かず写真も採れずで、結局何だかわかりません。田んぼの周りでは、再びジャコウアゲハが目立つようになってきました。茨城に来てからよく見かけるようになった蝶の一つです。

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ジャコウアゲハ(2009.7.12,茨城県)

ちなみに、東京にいるのもつかの間。15日からは13日間の西日本縦断採集旅行が始まります!山地から離島まで。電車もバスも船も使います。楽しみなのですが、色々あって出発が早まってしまいました。体力が持つか心配です^^;

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