東京で石起こし

春休み、久しぶりに母校の生物部の活動に参加しました。
久々の採集を!という意気込みでしたが、気温が低くて昆虫はあまり飛んでいない様子…。
大型の虫はせいぜいヨコヅナサシガメくらいでした。
仕方ないので石起こし作戦に変更すると、ダンゴムシの大集団やニホントカゲなんかもいて、なかなか面白い感じに生物がうごめいていました。

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▲トビズムカデ?(2010.4.01,東京都)

石の下に大きなムカデがデーン!と居座っているのは、ちょっと迫力があります。
都市部ではそれほど馴染みがないムカデなので、こんな所にもいたかと意外な感じです。
ちなみに、トビズムカデの仲間はかなりややこしく、本州・四国・九州にアオズムカデという別亜種がいるらしいです。
別亜種が同じ地域にいるのか??という疑問の上に、さらにアカズムカデなんてのも出てこられると全くわかりません(汗
調べてみないとわかりませんが、この写真のムカデも一体どれなのやら。

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▲クロイロコウガイビル(2010.4.01,東京都)

もう1種、これは!という生物はクロイロコウガイビルでした。
※クロスジコウガイビルの可能性あり。
この数日結構な数が見られまして、全部採集しても翌日は同じ場所にいるという高密度っぷりです。
もう越冬なんてしていなくて、夜な夜なコウガイビルが辺りを這いまわっているのでしょうか。
プラナリアと同じ扁形動物で切ったら分裂して2匹になるという変わり種です。
夏になるとよく見かけますが、冬や春でも意外に沢山見られるのかもしれません。

さてさて、今日は一般受けしなさそうな生き物を紹介してしまいました。
こんなことならトカゲの写真を撮っておけば良かった…とちょっと後悔しています。
(綺麗な青色だったので。)
それにしても、石起こしはなかなか外れません。
ムカデとかに耐性があったらなかなか楽しいのではないでしょうか。

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菜の花咲いた

最近暖かくなってきたここ茨城。

引っ越したばかりのアパートの近くでは菜の花が咲いていました。

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近づいてみると、むっと菜の花の香りがして昨年の春が脳裏によみがえります。

ミツバチがせわしなく蜜を吸っていて、空き地ではキタテハも飛んでいました。

キタテハは成虫越冬の蝶ですが、それでも蝶をみるのは久しぶりのことでして、どことなく春の雰囲気が感じられる1日でした。

ところが、明日からは天気が下り坂で、来週はまた雪が降るらしいです・・・。

今日あたり気の早い昆虫が羽化してしまったとしたら、寒さの鉄槌をくらうことになりそうです。

本格的な春はもう少し先なのかもしれません。

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冬のカミキリムシ

12月中旬。もう茨城はかなり寒くなっている頃でした。
東京よりも少し寒い茨城の冬は今年初めて。ついでに言えば、近くに虫がそこそこ暮らしているという場所で冬を過ごすのも初めてでした。
とは言うものの、やっぱり寒い冬が来たとあって虫はほとんど見られず・・・。
また暇な季節が来たな~と思っていると、サークルの畑でキボシカミキリを発見しました。

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▲ キボシカミキリ(2009.12.12,茨城県)

ほぅほぅ、確かにキボシカミキリ…。
相変わらずの長い触角といい、まさにカミキリムシといった風貌です。
11月にまだいるな…と思っていたのですが、12月半ばでまだ見られるなんて思いもしませんでした。

・・・しかし、サークル的にはイチジクの大害虫なキボシカミキリ。
イチジクは案の定かなりやられているようです(涙)。
いつまで見られるかと思ったのですが、流石にこの日が最後でした。
来年また逢う日まで!次のシーズンに思いを馳せています…。

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弱肉強食

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木枯らしが吹き荒れ、茨城の最低気温は4℃程だったとか。
日中に外に出たというのにどうりで寒いわけです。
しかし、未だ11月の上旬であり、外は虫達が最後の活動をいている頃です。
我らが宿舎の壁は日当たり良好で暖かいのか、結構いろいろな虫が止まっていました。
そして、その中でも人目をひくのが成虫となったカマキリの類で、壁に大きな緑色の物体が止まっている姿が遠くからでも結構見えるのです。

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悠々としているオオカマキリ。
観察していると、ハチやハエ・トンボといった虫がたびたび壁にぶつかるので、そうした虫を狙っているのかもしれません。
こんな緑色じゃ、擬態にもならないよなーと思ってみていると、別の場所ではオオカマキリとコカマキリが極めて接近していました。

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オオカマキリは獲物を見つけたらしく、風に揺られているような"あの動き"。
コカマキリが一瞬動いた瞬間。
オオカマキリの鎌はコカマキリを完全に捕えていました。

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厳密には共食いではありませんが、同じカマキリ同士の争いです。
その後、1時間かからないくらいの間に、コカマキリは完全に食べられてしまいました。
木枯らしという強風からか、澄み切った空の下で、生命の営みが行われていました。
いつ食べられるかわからない常に本気の世界です。

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▲コカマキリを捕えたオオカマキリ(2009.11.3,茨城県)

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彷徨うジャコウアゲハ、その後

以前の記事で書いたジャコウアゲハの前蛹。
一向に蛹になることもなく、やはり死んでしまったのだとがっかりしていました。
しかし、前蛹ができてから2日もたった10月6日、朝外に出ると何と蛹化中のジャコウアゲハが迎えてくれました。

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「なんて長い前蛹期間なんだ…!」
と思いつつも、くねくねしながら皮を脱ぐ蛹を見てなかなか嬉しくなりました。
と、さらにしかし、夜になっても蛹の皮は脱げきっておらず、どうにも妙です。
翌日も幼虫の皮はつきっぱなしで、もう蛹は動いていない様子でした。

これはやはり何かがおかしい。と思った翌日、台風で蛹は近くに落下していました。
よく見ると、何かが出てきたような穴が開いていて、やはり寄生虫にやられていたのかもしれません。
近くの別の前蛹の死体にはナメクジが集まっていたのですが、
ナメクジが生きている蛹を襲ったかどうかは定かではありません。

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▲ ジャコウアゲハの蛹(2009.10.8,茨城県)

しかし、ジャコウアゲハも死んでばかりではないらしく、すぐ近くの窓の浦には、別のジャコウアゲハの蛹がついていました。
他のアゲハチョウとは一味違うオレンジ色の蛹、ようやく見ることができました。
この場所において、蛹はその前蛹の数のわりに本当に少なく感じました。
毒のあるジャコウアゲハとはいえ、蛹に至れるものは数少ないという事なのでしょうか。

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彷徨うジャコウアゲハ

最近ジャコウアゲハの幼虫を毎日のように見かけます。
毎日食草のウマノスズクサを見ているわけでもないのですが、
とにかく駐輪場やアパートの壁に付いているのです。

どれも終齢幼虫らしい立派な体つきなので、おそらく蛹になる場所を探しているのでしょう。
今の時期だと、越冬する場所を探しているのかもしれません。
ちょっと探してみると、いくつかの前蛹が見つかりました。

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▲左:ジャコウアゲハ幼虫 右:前蛹(2009.10.2,茨城県)

…しかし前蛹ばかりで蛹が全く見つかりません。
あるのは前蛹だけでこの日から一斉に蛹になるのかとも思ったのですが、
近くには前蛹の死体もいくつかありました。
様子を見る限りでは、寄生虫にやられたようで、脱出した穴らしきものがあります。
蛹が無いのは、前蛹が結構な確率でやられているからなのでしょうか。

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▲ ジャコウアゲハ前蛹の死体(2009.10.2,茨城県)

翌日、本格的な雨が降りました。
夜にサークルから帰宅したとき、ふと昨日の前蛹はどうなったのかと思って見てみると、
そこにはナメクジに群がられているジャコウアゲハがありました・・・。
雨で死んだのか、ナメクジにやられたのかはわかりませんが、
とにかく蛹になるのも結構大変なのかもしれません。
ところで、ジャコウアゲハはウマノスズクサの毒を貯めこんでいて、
その「マズさ」によって鳥から身を守っている蝶です。
そんな毒のあるジャコウアゲハを、ナメクジや寄生虫は食べるのでしょうか。
しかし、何かしらの天敵はいるのが妥当ですから、こうした小さな生物が敵なのかもしれません。

そして今日、もう1匹前蛹を見つけました。
今度の前蛹は無事に蛹になって、あのオレンジ色の鮮やかさを見せてくれるかどうか。
また見ていこうと思います。

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▲ジャコウアゲハの前蛹。(2009.10.4,茨城県)
黒い糸状のものが出ているのが気になります。

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クスサンと販売機

銭湯での風呂の帰り、アイスの販売機にクスサンが止まっていました。
昨日も見かけたのですが写真を撮り損ねてしまったので、今日こそは!と思ってカメラを持って撮りに戻りました。
幸いクスサンは隣の販売機にいくら客が来ても動じていない様子…。
人が去ってからパシャパシャと何枚か撮らせて頂きました(笑

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▲販売機にいたクスサン(2009.9.30,茨城県)

ちなみに、クスサンはそれほど珍しいものではないと思いますが、以前住んでいた東京では見かけることはありませんでした。
探せばいるのでしょうが、都市の中で販売機に止まっているような種ではないと思います。
実家の周りでは、そもそも大型の蛾自体が少なかったようで、過去にはオオミズアオの幼虫を一度見かけただけでした。
なので、ヤママユの仲間を見かけると、それがどんな種類でも嬉しくなってしまいます(笑

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▲ クスサンの顔(2009.9.30,茨城県)

蛾はあまり種類がわかりませんが、大型のヤママユ系くらいは全部見てみたいところ。
これから茨城での初めての秋なので、ウスタビガなどの他の蛾にも期待しています!

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バナナとカマキリ

使おうかと思って使わなかったバナナトラップ…。
醗酵しすぎで袋はパンパンになっていました。そんなトラップを捨てるのも勿体ないので、近所のクヌギにちょっと掛けておくことにしました。
季節遅れのカナブンでも採れれば上々です。

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さて、仕掛けた翌日の28日。昼間に来ていたのはゴマダラチョウだけで、結局カナブンを採れませんでした。しかし、ゴマダラがいたという事は虫は集まるということ。これは期待と夜にも調べてみました。

到着して懐中電灯をつけると、黒いものが落下!

やっちまった!と思った時には既に時遅しでした。コクワか何かが止まっていたのかもしれません。
黒い虫が去ったバナナには、なぜかハラビロカマキリが3匹もいました。
カマキリは樹液に集まる虫を狙うこともあると言いますが、まさかバナナトラップにも来るとは…。カマキリはバナナの場所を、バナナの匂いで判断したのか、それとも集まる虫を見て判断したのか…。今日は何となくそこが気になりました。

…負け惜しみではないですよ(笑

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▲ ハラビロカマキリ(2009.8.28,東京都)

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屋上田んぼの生き物

今日は置いてきたアオカナブンの幼虫たちの世話や標本作りのために母校に行ってきました。母校には以前始めた屋上田んぼがあるのですが、今年は肥料不足のためか、イネの成長がひどく収穫は期待できないあり様でした…(涙

しかし、池も増設し、水面積が増えたためか水生昆虫が今年は多いようです。前に行った時にはハイイロゲンゴロウがいましたし、今日もまたヤゴやマツモムシの幼虫も確認できました。

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左:イトトンボのヤゴ 右:マツモムシ?の幼虫 ※いずれも種類不明(2009.8.13.東京都) 

今日は炎天下で長い間探せなかったのを少し後悔しているのですが、水面にはアメンボも多く、昨年よりも生き物が多いように感じられます。あまり収量については微妙なのですが、少し生き物の気配の感じられる屋上になったのが何よりでした。

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ハネナシアメンボ?(2009.8.13,東京都)

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葉上の体操選手

マメコガネといえば、まずはじめに農産物の害虫というイメージがあります。遠くアメリカに渡り、ジャパニーズビートルとして大きな被害を与えた事が有名です。マメに付くから"マメコガネ"なのか、豆くらいの大きさだから"マメコガネ"なのかはわかりませんが、最近サークルの畑でもダイズによく付いているのを見かけます。

そんなマメコさん、マメ科植物だけを食べているわけではないらしく、よくヤブガラシの葉や花に集まっています。大学の生垣にはびこったヤブガラシの花の上では、今日もマメコガネが沢山群れていました。

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マメコガネ(2009.8.9,茨城県)

花の上にいるマメコガネは、どうやら蜜を吸っている様子。もともとヤブガラシといえば、多くの昆虫の集まる草ですが、普段は葉を食するマメコガネもお気に入りのようです。近寄るとすぐに後脚を上げるマメコガネですが、その様子はさながら体操選手のようにも見えます。

よく見れば普通に光沢のあるイケてる(?)虫なのですが、やはり害虫とあって嫌われる存在でしょうか。ウチの畑でも被害が軽微だと良いなぁと思います。ちなみに、ヤブガラシにはコアオハナムグリもいました。綺麗な個体でしたし、春の発生のあとに孵化した今年生まれな気がします。

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コアオハナムグリ(2009.8.9,茨城県)

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