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擬死の達人

昆虫には『死んだふり』をするものが沢山います。
例えばクワガタムシ。
採集中にポトッと落ちてきたものや、飼育中に触ってみたものなど、脚を縮めてうずくまるものがよく『死んだふり』と呼ばれます。
しかし、少しでも慣れた人ならば「あっ!こいつ死んでる!」と騙される人は少ないはずです。

脚を縮めた姿は不自然だし、グッタリさも足りないと思うのです。

しかし、その道の達人が存在するらしく、今日は虫に騙されてしまいました。
その虫の名はクロシデムシと言い、大型で強靭なシデムシの一種です。
実は今長野に来ているのですが、観光目的でも採集目的でもありません。
生態学の実習で標識再捕獲や解析などの練習に来ているのです。
主にゴミムシなんかを練習台にしているのですが、それを捕るためのベイトトラップに今日はクロシデムシが来たということです。

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▲ グッタリしたクロシデムシ(2010.7.24)

…取り出してみると動かないしグッタリしているしで、「あぁ~、これは死んでるわ~。」
と間違いなく死んでいると思っていました。
油断したその時!
『達人』は突然動き出したかと思うとその強靭なアゴで手を噛んでくる始末。
あわてて近くに放り投げてしまいました。
シデムシが死んだふりをするイメージもなかったので完全に騙されてしまいました。

よく考えたらクワガタの『死んだふり』は木から落下するものであって、元々地上徘徊性のシデムシにとっては脚を縮めるだけの擬死は意味がないのかもしれません。
そういえば、シデムシの天敵ってどのような生物なのでしょうか?

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さて、歯切れは悪いですが、長旅最初の6日間は長野からお送りしました。
あまり自由な時間はないのですが、更新できたら更新します。

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