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臨海実習にて

先週は通常の講義を休も、静岡の海に分類学の実習に行ってきました!
プランクトンや磯の生物などなど、いつもと違う生物を扱ったので、見るもの知るものの多くが新鮮でした。
じっくり見たことない生物をイメージするのが少し苦手なので、
海綿動物とか毛顎動物とか、あまり関わりのない生物をじっくり観察したことで世界が広がった気すらします。
友達にはそんなマイナー生物(?)を前からイメージできていた人が多数いるわけで、これでちょっとは語れるかもしれないです^^;

さtれ、行きは大雨に見舞われ実習中の天気が心配でしたが、
誰の行ないが良かったのやら実習中は晴れだったのが幸いでした。
海も綺麗で写真だけ見たら真夏の旅行のようです。

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前半はプランクトン採集をプランクトンネットを使って行ないました。
プランクトンネットを船上から吊るして引き回すと、ホントッに沢山のプランクトンが採れてびっくりです。
ネットも大きいので池でやるのとは全然違います。
ちなみに湾内と湾外では湾外の方がプランクトン数が多かった気がします。
プルテウスとかブラキオラリアなどの様々~な動物の幼生やヤムシ・クラゲ・節足動物。
随分長い間見た気がしますが、写真を撮ってませんでした。
少しでも顕微鏡-携帯カメラのコラボレーションで撮影すれば良かったです;;

仕方ないので磯に行った時の写真をいくつか。
買ったばかりの一眼レフを磯に持ってくのはかなりリスキーでした…。
壊れなければ良いのですが(汗

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▲フサゴカイの一種(2010.5.27,静岡県)

岩の隙間から出るもじゃもじゃとした糸状の触手。
多分フサゴカイ系と思いますが、とにかく触手持ちのゴカイの仲間です。
ゴカイ!というと、釣り餌のゴカイが頭に浮かぶのですが、ミズヒキゴカイにしろフサゴカイにしろ、ちょっと印象の違うゴカイも多いので最初は混乱してしまいました。
右は別に採ったフサゴカイ。それにしても、すごい頭をしています(笑)
実習に行かなければ彼らを知ることはもっと先になっていたのは間違いありません。

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▲ ガンガゼ(2010.5.27,静岡県)

こちらはガンガゼ。これは知っていました。
縞模様のある特徴的な長いトゲ。これが刺さったら抜けないトゲなので、
万が一刺さると痛々しいことになってしまいます。
毒はないらしいのですが、刺さったトゲがしばらく体内に残るので、まるでホクロのように見えるとか。
青色の模様が綺麗なのですが、やっぱり危険なウニ殿です。

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▲ホシムシの一種(2010.5.27,静岡県)

これはもう絶対に知ることがなかったかもしれないホシムシです。
星口動物門という独立門を形成する彼らは岩の下に丸まっていました。
丸まっている時に見るとなんだかわからない物体に見えます。
同定を試みた友達が四苦八苦していて同定の難しい生物らしいです。

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▲ 空を飛ぶトビ(2010.5.27, 静岡県)

磯採集後。
快晴の空の下にトビが飛んでいました。
漁港近くには結構飛んでいるようで海らしいといえば海らしい光景です。
神奈川などでは弁当を奪いにくるらしいですが、襲ってこなければ格好よさ的なリスペクトの対象です。
マクロレンズを格安で手に入れたので虫は良いのですが、鳥は思うようにはいきません。
鳥用に望遠レンズもほしいということで、バイトでもしようかなと思うこの頃です。

ちなみに帰りにはぜいたくにも特急を使ってみました。
思った以上に居心地がよく、将来は特急に乗れる大人になろうと決意しました(笑)

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動き出した巨虫

夕暮れに大学構内を自転車で走っていると、もうミズキやそれ以外の木の花が咲いているのが目に入りました。
この間まで雪が降ったりしていたような…と思うのですが、初夏の到来はあっという間です。
一瞬、オレンジ色の物体が花にぶら下がっていたように見えたのですが、目が少し悪くなってしまったもので、一瞬スルーしかけました。
しかし、絶対何かいたと思って花の場所に戻ると、そこにはやはりというか、オレンジ色をした巨大な虫が付いていました。

巨大な虫というのは、世界最大のスズメバチこと、オオスズメバチのことです。
もう何週間か前から飛んでいるのを見かけはしていましたが、カメラに収めたのは今年では初でした。
むしゃむしゃと何かを噛んでいたので、何かを捕まえたのかもしれません。
この時期のスズメバチは特に危険なことはなく、餌を食べていた今回はいくら近寄っても何の反応もしてくれませんでした。

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▲ オオスズメバチ(2010.5.16,茨城県)

それにしても、厳つい体つきがつくづく凄みのある虫だと思います。
樹液場で再会する日も近そうです。

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春にだけ…

今年になって見つけた河川敷のハルジオン群落…
白い蝶たちがたくさん飛んでいる群落です。
近くには彼らの食草であるアブラナやマメ科植物がたくさん生えているのですが、蜜源としてはハルジオンやその他の草花も人気が高いようです。
ハルジオンの周りを飛び回るシロチョウの仲間は決して1種類ではなく、
よく見れば、モンシロチョウ・スジグロシロチョウ・モンキチョウとさまざまな種類がいるのがわかります。
しかし、この日一番多かったのは断然ツマキチョウでした。
ツマキチョウは体つきがモンシロチョウよりも華奢で、直線的に飛ぶ姿が遠くからでも見てわかります。
この蝶は年1化といって、4、5月の"春"にしか姿を現しません。
ちなみにツマキチョウは雄と雌で模様の色が違うので、簡単に雌雄を見分けることができます。
ハルジオンの周辺で多かったのは、羽先が黄色の雄ばかり。
雌は15頭に1頭くらいしか見かけませんでした。
雌は産卵にいそしんでいるのか、それとも他の事情があるのか。
それについてはわかりませんが、老いた個体が多く、ツマキチョウもそろそろ見おさめのようです。

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▲ ツマキチョウの雄(左) と雌(2010.5.10,15,茨城県)

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ハルジオンとコガネムシ

GW前にはまだ咲いていなかったハルジオン。
たった1週間経っただけで、河川敷のとある場所はハルジオンに埋め尽くされていました。
今の時期の植物の勢いには目を見張るものがあります。

ところで、ハルジオンといえば何か…。
小学生の頃は貧乏草と呼んで触ってはいけないゲームをしたこともありましたが、今ではコアオハナムグリが来る草というイメージがあります。
探してみるとやはり、コアオが来ていました。

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▲コアオガナムグリ(2010.5.10,茨城県)

花粉をたくさん体に付けている様は、コアオハナムグリがハルジオンの花粉を運ぶ役目をしているということかもしれません。
ちなみに、この日はもう1種類、ハルジオンに来るコガネムシを見つけました。
それはヒラタアオコガネという虫で、大きさはコアオハナムグリと同じくらいです。
茨城県では最近になってよく見られるようになった虫で、最近分布を拡大しているのだとか。
ヒラタアオコガネもハルジオンの花によく飛来します。

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▲ ハルジオンに来たヒラタアオコガネ(2010.5.10,茨城県)

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久々のオトシブミ

園芸部の畑に植わっている木にオトシブミがたくさん付いていました。
種類は昨年も写真を撮ったアカクビナガオトシブミで、ちょうど1年ぶりくらいです。
昨年は雑木林の林内で見た虫なのですが、この日は日当たりの良い低木に群がっており、明るさはあまり関係ないのかもしれません。

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▲ 交尾をするアカクビナガオトシブミ(2010.5.6,茨城県)

大学構内の雑木林の色々な場所にアカクビナガの揺籃が見られ、今の時期は見やすいオトシブミのようです。
ちなみに、畑にいたオトシブミの中には子供が入っているはずの揺籃を食べているものもいました。
自分の子供でなければ良いのか、それとも単に区別できないのか。
畑に他の部員たちが来るまでの間しばし眺めていました。

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▲ アカクビナガオトシブミの揺籃(2010.5.6,茨城県)

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GWの山地行

GW3日目。
朝に東京を出発して友の待つ茨城へ。
渋滞のせいで3時間もの孤独な運転を楽しんでしまいました…。
そんなことはともかく、今回のGWのメインは群馬方面への採集行でした。
目指すは標高1500m以上の某所。
狙うは未だ見ぬツヤハダクワガタです。

今回のことは改めて採集記を書くつもりなので割愛しますが、
ついに人生初のツヤハダクワガタをゲットしてしまいました!
「目標通りのものが採れるのは不吉すぎる!」と序盤の運の良さが不安でしたが、無事に茨城に帰ってこれて安心しています。

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▲ ツヤハダクワガタ(2010.5.4,群馬県)

クワガタ離れしたフォルムが独特なツヤハダクワガタ。
雄の大あごには噂の(?)黄色の毛が。
幼虫・成虫ともに1つの材から出たのですが、圧倒的に幼虫が多く見られました。
出した幼虫は以前のコルリよろしく、母校の恒温室で羽化させてみたいと思います。

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▲ ツヤハダクワガタの幼虫(2010.5.4,群馬県)

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初夏遅く。

GW2日目。
久しぶりに東京の郊外に散策に出かけました。
中学・高校時のメインフィールドの林なので、例年通りハナムグリ類がハルジオンに群がっているのを想像していました。
ところが予想に反してハルジオンはほとんど開花しておらず、今年の春…というか初夏は遅いようです。
この間の雪が響いたのかもしれません。

とはいえ、ムラサキハナナの群落ではスジグロシロチョウが盛んに追飛しているなど、決して昆虫が見られなかったわけではありませんでした。
4月的な雰囲気というのが正しい表現です。

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▲ 飛翔するスジグロシロチョウ(2010.5.2,東京都)

ほかに見つけたのは写真の大きなイモムシでした。
冬に見つけていたエノキの木をよく見てみると、新芽に交じってナメクジ型のイモムシが付いていたのです。
この形ということは、ゴマダラチョウ・オオムラサキ・アカボシゴマダラのいずれかなわけですが…、果たして正解はどの種であるのやら。
越冬中の幼虫を区別するスキルしか持っていないのでよくわからないです。
冬に見たときはこの木にはアカボシしかいなかったので、これもアカボシゴマダラだと思うのですが、実際どうなのかは目下調査中です。

外来種・アカボシは現在分布拡大中で、今年あたり茨城南部にも到達する勢いです。
そろそろ現在のフィールドでも見る日が来てしまうのかもしれません。。

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▲ エノキにいた幼虫(2010.5.2,東京都)

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